○格言でこじつける安全衛生活動

ジイド・スヌーピー・カーネギーの格言をこじつける

entry-538

格言を使って、安全関係の小話にしていくシリーズです。
朝礼やミーティングなどで、使えたらいいなと思います。

今回はスヌーピーの格言などもあります。この言葉もいい言葉ですし、使える内容だなと思います。

  アンドレ・ジイド の格言
平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが、すなわち非凡なのである。
【解釈】

日々の仕事は、ただ平凡な日常の繰り返しに見えます。その平凡さは、怪我や病気がないことが前提なのは言うまでもありません。
事故による怪我は、日常を崩してしまうのです。そして平凡な日常は崩れた時に、大切さを理解することになるのです。

ただ平凡を維持することは、非凡で価値のあることなのです。

怪我や病気をせずに仕事を行う。それは平凡な日常の繰り返しに見えます。しかしずっと怪我も病気もなく続けることは、それだけで価値のあるものなんですね。 /td>

風邪をひいたりすると、健康の大切さを理解します。
しかし、その価値は失わないと気づかないものです。健康以外にも、家族や友人などの人間関係なども、日常の中では、その大切さは気づきにくいものです。
大切なものは、失わないと気づきにくいものなのかもしれません。

平凡な毎日は、なんとも退屈なものに思えますが、続けることはそれだけで、価値のあることなのです。
それは事故のない日常も同じことです。

事故のない毎日も同様に価値のある、非凡なことなのです。

  スヌーピー の格言
悪い知らせは鎮静剤になり得る
【解釈】

事故のニュースは、普段忘れている事故の恐怖を思い出させ、気をつけようと思わせます。
それは特に身近であればあるほど、身を引き締めさせるのです。

今日の事故を知ることは、明日の事故防止になるのです。

近所で起こった交通事故や火事のニュースを見ると、危険だな、気をつけようと思わせてくれます。
特にそれが顔見知りともなると、衝撃を受け、自分も気をつけようと思わせます。

自分に近いところで起こった事故の情報は、普段意識していない仕事の進め方を再認識させてくれます。
危険な作業はないかを見直させてくれるのです。

身近なところでも事故がないことに越したことはないのですが、もしそのような事故があれば、我が身への振り返りの機会ともなるのです。

  アンドリュー・カーネギー の格言
成功するには、成功するまで決して諦めないことだ。
【解釈】

成功するには、続けることが大事です。安全も毎日続け、維持することが大事です。
今まで事故がないからといって、今日もないとは限りません。こと安全においては、何も起こらないことが成功なのです。

カーネル・サンダースがケンタッキーフライドチキンで成功したのは、60歳を超えてからです。しかもその成功まで100回以上の事業で失敗したそうです。
同じように、エジソンも電球のフィラメント実験で、様々な素材で試しては失敗していたそうです。失敗で繰り返すのを見た人が、「もう諦めたら」などと言おうものなら、「失敗でとなくて、これは使えないと確認したのだ。」などと返したそうです。そうして最終的に、京都の石清水八幡宮な竹で成功したのでした。

普通の人であれば、それほどの失敗を繰り返すと、挫折して諦めるはず。しかし成功するまで、続けるのはとてつもない意志が必要です。

安全について成功とは、何も起こらないことです。何の変化もない日常を続けることが大事です。何も起こらないと、少々確認を省いたりと、手を抜いたりしがちです。
しかし手を抜いていると、事故を招くことがあるのです。

気を抜かず、手を抜かないことは、諦めずに成功を勝ち取るほど価値があることと言えます。
毎日事故を起こさないようにすることは、毎日成功を作り出すこととも言えるのです。

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