コロナウイルス対策

職場でのコロナウイルス感染者が発生した場合の体制を整えよう

 
 
新型コロナウイルスの予防対策については、連日報道されています。
 
主には
・三密を避ける
・咳エチケット
・手洗い、うがい
です。
 
予防対策はされているかと思いますが、
実際に感染者が発生した場合の対応は考えているでしょうか。
 
事前に対応を考え、整備することは、初動を早めます。
今、こんな時だからこそ対応を考えましょう。
 
対応を考える前に、大事な前提を一つ。
 
仮に感染者が出ても、その人を決して、責めてはいけません。
 
感染を100%避けることはできません。誰でも感染する可能性はあります。
もし責められると感じると、公表がためらわれます。
 
誰かが感染しても、責めたり、追求したりはしません。
このことを全員にしっかり伝えましょう。
 
なお、感染かなという目安は、次を参考にしてください。
 
 
 
その上で、感染者発生時のフローを考えましょう。
 
以下に一案です。
 
○一般事業所バージョン
○建設現場バージョン
 
一般的な業種のフロー、そして私がよくパトロールなどを行う建設現場向けで考えてみました。
 
このフローは、厚生労働省や国土交通省などの情報をもとに考えてみました。
責任者名や各所の電話番号も書いておくと、すぐに行動がとれますね。
できれば目に見えるところに掲示してもらえればと思い、1枚のシートに情報を集約しています。
 
必ずしも正解ではないので、ご自身の事業所にあった対応を検討ください。
 
感染者への聞き取りも書いておりますが、これは必ずしも感染者本人に対してではありません。
ともに行動をとっていた人(いわゆる濃厚接触者)で、症状が出ていない人も含んでいます。
おそらく感染者本人は、質問に答えられる状況にないと思いますので、無理に聞き出そうとはしないでください。
 
感染防止の努力がされている中、感染した場合のことを考えるのは、抵抗を感じる人もいるかもしれません。
しかし、常に有事のことを考えておくことは重要なことです。
事が起こってから、パニックになっているのはよくありません。
 
いつ、どこで発生してもおかしくない状況です。早めに準備しましょう。
 
さて、補足の情報です。
 
消毒についての情報です。
広範囲の消毒は、委託業者に任せると思います。
 
しかし机や椅子、備品等は自分たちで消毒することもあります。
そのときの情報です。
 
消毒液について、NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)が、このような記事を出しています。
 
 
2.(略)これまでの調査結果を踏まえて有識者による検討委員会を開催しました。同委員会において、新型コロナウイルスに有効である可能性がある消毒方法として、以下を選定しました。
・「界面活性剤(台所用洗剤等)」
・「次亜塩素酸水(電気分解法で生成したもの)」
・「第4級アンモニウム塩」
 
3.NITEでは、これらの選定された各消毒方法について、有効性の評価を進めてまいります。
 
こちらも参考になります。
 
 
キッチン漂白剤等で、消毒液(次亜塩素酸ナトリウム溶液)の作り方を紹介しています。
消毒液は、飲むのは絶対だめです。手指消毒もやめましょう。
器物のみの消毒用です。
 
最後に一点注意事項です。
 
保健所等ですが、もしかすると電話がつながらないかもしれません。
現在、問い合わせが多すぎる状況になっているとのことです。
電話がつながらないリスクも念頭に置いてください。
 
私たちの仕事先でも、自分自身も含め、誰がいつ感染するかはわかりません。
感染者が発生した場合、冷静に対応できる体制を整えましょう。
 

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