○格言でこじつける安全衛生活動

メリー・ビアード、ジグ・ジグラー・落合博満の格言をこじつける

entry-752

格言を使って、安全関係の小話にしていくシリーズです。
朝礼やミーティングなどで、使えたらいいなと思います。

今回は安全活動を続けることの大切さについてですね。

  メリー・ビアードの格言
学習を伴わない行動は致命的である。行動を伴わない学習は無益である。
【解釈】

正しく、効率的な方法も知らずに、行動していても、十分な効果は得られないどころか、間違ったやり方をして大失敗します。
勉強して知識を得ても、それを実際に活かされなければ、ただ頭でっかちになってしまいます。

安全な作業は、正しいやり方を学び、それを実践することです。
学びと実施は、どちらもなければなりません。

安全な作業のためには、まず正しい作業方法を知らなればなりません。
資格が必要となる作業は、知識と基本的な技能を学ぶものです。

知識をないまま、危険作業に当たることはできませんし、行うと命に関わります。

また資格はあるのに、そのやり方を守らなければ危険を招くことがあります。

安全は正しい知識と実践によって成り立つのです。

  ジグ・ジグラーの格言
モチベーションは長続きしない、とよく言われる。それは入浴だって同じだ。だから毎日することがよしとされているのだ。

【解釈】

モチベーションが高くなると、やる気にみなぎり、はりきって行動します。しかし一時気持ちが高まっても、冷めてしまえば、嘘のように、行動しなくなります。

モチベーションに左右されるのではなく、淡々と毎日行うということが大事です。
安全活動もモチベーションや、気持ちに左右されるのではなく、毎日行うことが重要です。

気持ちは行動に影響を与えます。
オリンピックを見て、思わずマラソンを始める人もいるかもしれませんが、多くの場合長続きはしないでしょう。

モチベーションは行動のきっかけにはなりますが、残念ながら一時的なものになります。

習慣を必要とする行動には、モチベーションに左右されるのは向いていません。
安全活動も、話を聞いたりしてやる気を出すことをあるでしょう。
これはこれで大切ですが、大事なことは、毎日お風呂に入るように、続けることです。

やる気に左右されて、やったり、やらなかったりするのは考えものです。

  落合博満の格言
最も厄介なのは、言葉は悪いが、感覚や時の勢いだけで 物事に取り組む人だ。そんな勢いは決して長続きしないことを 覚えていてほしい。

【解釈】

気分が高まると勢いでことを始めることもあります。しかし勢いで始めたものは、冷めると、止めてしまいます。大切なことは、気分などに左右されず、続けることです。

安全活動は、気分が乗らなくてもやる必要があります。

気分に左右され、行動をしたりしなかったりすることはありますね。
例えるなら、1月1日に心機一転、日記を書こうと決意して、1ページ目を長々と書いても、3日目には飽きて書かなくなるようなものです。

こんなノリは、安全活動に向いていません。
安全活動に求られることは、1日だけ頑張るとかではなく、頑張らなくもいいから、毎日続けることです。

毎日続けることが、命を守ることになるのです。

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