衛生管理者講習会

試験内容

1.免許試験の区分
免許の種類 衛生管理者として就くことができる業種
第1種免許 全業種
第2種免許 次の業種を除く業種
農林畜水産業、鉱業、建設業、製造業(物の加工業も含む)電気業、ガス業、水道業、熱供給業、運送業、自動車整備業機械修理業、医療業及び清掃業

注)制度改正前(平成元年9月まで)に受験して取得した衛生管理者免許は、第1種とみなされる。

★第1種免許を有する衛生管理者の選任が必要な業種は、有害業務にかかわりのある業種(事業場単位)であり、第2種免許を有する者の選任でよい業種は、有害業務とのかかわりが少ない業種(事業場単位)です。

2.試験科目と試験範囲
試験区分 試験科目 試験範囲
第1種 関係法令 労働基準法 労働安全衛生法 作業環境測定法及びじん肺法並びにこれらに基づく命令中の関係条項
労働衛生 衛生管理体制 作業環境要素 職業性疾病 作業環境管理 作業管理 健康管理 健康の保持増進対策 労働衛生教育 労働衛生管理統計 救急処置
労働生理 人体組織及び機能 環境条件による人体の機能の変化 労働による人体の機能の変化 疲労及びその予防 職業適性
第2種 関係法令 労働基準法及び労働安全衛生法並びにこれらに基づく命令中の関係条項(有害業務に係るものを除く)
労働衛生 衛生管理体制 作業環境要素(有害業務に係るものを除く) 作業環境管理(有害業務に係るものを除く) 作業管理(有害業務に係るものを除く) 健康管理(有害業務に係るものを除く) 健康の保持増進対策 労働衛生教育 労働衛生管理統計救急処置 有害業務に係る労働衛生概論
労働生理 人体組織及び機能 環境条件による人体の機能の変化 労働による人体の機能の変化 疲労及びその予防 職業適性
(第2種衛生管理者免許を受けた者に関する特例の第1種衛生管理者免許試験)
試験区分 試験科目 試験範囲
特例の第1種 関係法令 労働基準法及び労働安全衛生法並びにこれらに基づく命令中の関係条項(有害業務に係るものに限る)
労働衛生 作業環境要素(有害業務に係るものに限る) 職業性疾病作業環境管理(有害業務に係るものに限る) 作業管理(有害業務に係るものに限る) 健康管理(有害業務に係るものに限る)
3.試験開始時間及び試験時間

試験は、午後1時30分開始
試験時間は第1種衛生管理者免許試験、第2種衛生管理者免許試験はそれぞれ全科目を通じて3時間です。
また第2種衛生管理者免許を有する方が、第1種衛生管理者免許試験を受ける場合は特例の第1種衛生管理者免許試験として全科目を通じて2時間です。

4.出題形式

試験は筆記形式で行われ、出題形式は五肢択一であり、解答にはマークシート方式の解答用紙が使われています。

5.配点及び出題数 試験科目の配点は下記のとおり
第1種衛生管理者免許試験
試験科目 試験範囲 出題数 配点
関係法令 有害業務に係るもの(うち労基法) 10問(1問) 80点
有害業務に係るもの以外のもの(うち労基法) 7問(2問) 70点
労働衛生 有害業務に係るもの 10問 80点
有害業務に係るもの以外のもの(うち救急処置) 7問(2問) 70点
労働生理   10問 100点
合計 44問 400点
第2種衛生管理者免許試験
試験科目 試験範囲 出題数 配点
関係法令 有害業務に係るもの以外のもの 10問(2問) 100点
労働衛生 有害業務に係るもの以外のもの(うち救急処置) 10問(2問) 100点
労働生理   10問 100点
合計 30問 300点
6.合否の判定

それぞれの試験科目(範囲が分かれているものはそれぞれの範囲)ごとの得点が5.に掲げる配点の40%以上であり、かつ全科目の合計得点が満点の60%以上である場合、合格とされています。